さめないすーぷ

スープ料理によく使われる食材:ホタテ貝について


生態・分布

中華人民共和国アメリカ合衆国の一部でも養殖され、乾物に加工されて流通しているが、養殖場はいずれも日本以上に水温が高い海域であるため、イタヤガイなど、別の種であると考えられている。
天敵はヒトデ、オオカミウオ、ミズダコなどである。ただし、ヒトデに襲われると閉殻筋で力強く殻を開閉させて海水を吹き出し、泳いで逃げることができる。


漁業

代表的な漁業形態は、以下の2つである。
垂下式養殖(日本の北海道:サロマ湖寿都湾、岩内湾、内浦湾、函館湾西部。東北地方:陸奥湾三陸海岸
小型底びき網による漁獲(北海道:オホーツク海側・道東方面)
小型底びき網漁には、区画漁業権に基づき、稚貝を海底にまいて育てる、地撒き(じまき)養殖の物を捕る方法も併用されている。
小型底びき網による漁獲は、地撒き養殖用の1年貝(稚貝)を放流後3- 4年自然成長する貝と、自然発生する4- 5年貝を併用して漁獲されるので「天然物」と称している。 しかし、養殖用といっても人工飼料を与えているわけではなく、あくまで外敵に襲われないように保護しているだけとも言えるので、天然物と養殖物の境界線は区別をつけられない。
2009年には北海道の噴火湾周辺から三陸沿岸にかけて、ザラボヤ、イガイ、フジツボなどが大量に発生し、養殖ホタテの生育を阻害したり、垂下式養殖のロープが切れるなどホタテ漁に深刻な影響を与えており問題となっている。

Wikipediaホタテガイ」より