さめないすーぷ

スープ料理によく使われる食材:酢について


ポン酢(ポンず)とは、柑橘類の果汁を用いた和食の調味料である。


語源とルーツ
はっきりしないが、以下の2説を比較的よく見かける。


オランダ語
『“柑橘類の果汁”を意味するオランダ語“pons”に由来する』とし、「“酢”の字は実は当て字で、本来お酢とは無関係だったのです」などと解説するもので、よく広まっている説である。一説に、この語は「フルーツポンチ」の「ポンチ」(英語: punch)と同語源で、インドで生まれた甘味の強いカクテルがオランダ商人によって伝えられ、後にアルコールと砂糖の入らない調味料に変化したのだという。ただし、少なくとも現在の一般的なオランダ語の辞書では、この語は確認することができない。同様のカクテルを現在のオランダ語では、英語からの借用語を用いて punch と呼んでいる。


ポルトガル語
ポルトガル語“pom”に日本語“酢”のついたもの』だとする説。 pom の意味はやはり「柑橘類やその果汁」であると言われる。「パン」を意味する pão と同音になると思われるこの言葉も、一般的なポルトガル語の辞書では確認することができない。ただし、りんごなどの球果類を表す古語に pomo がある[1]ことから、これに関連した語源であった可能性は考えられなくはない。
なお、仮にこの語が実在したとしてポンジュース(POM Juice)との符合は気になるところだが、公式サイト[1]によれば、直接の関係はなさそうである。


インドの地名説 インドの地名プーナ (Poona)より派生した果樹を意味する語「ポン」に、中国で果実を意味する柑を続けたポンカン(椪柑、凸柑)という柑橘類を用いた酢を意味するが、現在のポンカンそのものではなく柑橘類全般を意味する。

Wikipedia「ポン酢」より