さめないすーぷ

スープ料理によく使われる食材:ソーセージについて


マグリブ諸国にはイスラム文化の影響から豚肉の代わりにハラールな羊肉を使ったメルゲーズという辛味の腸詰があり、北アフリカからの移民の多いフランスでも一般的である。
ドライソーセージ
サラミ
セミドライソーセージ
カルパス


由来
日本におけるソーセージのルーツは第一次世界大戦時に捕虜として習志野俘虜収容所に連れてこられたドイツ兵のカール・ヤーンら5名のソーセージ職人が千葉市に新設された農商務省畜産試験場の求めに応じてソーセージ作りの秘伝を公開した事に由来している。この技術は農商務省の講習会を通じて、日本全国に伝わっていった。なお、捕虜となったドイツ人の何人かは日本にとどまり、ヘルマン・ウォルシュケ、アウグスト・ローマイヤー、カール・ブッチングハウスなどは日本にソーセージの文化を広める事に貢献した。一方、北海道では1919年に来日したカール・ワイデル・レイモンの功績が大きい。


規格
日本ではJASによりソーセージの規格が定められている。規格では、原材料や調理法やケーシング(腸もしくはフィルムの皮)によっていくつかの名称が付けられている。一般に多く目にするのはケーシングによる区別で、羊の腸に詰めた(もしくは直径20mm未満の)物を「ウィンナーソーセージ」、豚の腸に詰めた(もしくは直径20mm以上36mm未満の)物を「フランクフルトソーセージ」、牛の腸に詰めた(もしくは直径36mm以上の)物を「ボロニアソーセージ」としている。また製品の水分量が55%以下の物を「セミドライソーセージ」35%以下の物を「ドライソーセージ」としている。ケーシングや水分量によらず、魚肉及び鯨肉の原材料に占める重量の割合が15%以上になると、これら「ソーセージ」の規格を外れ、魚肉及び鯨肉が15%以上50%未満なら「混合ソーセージ」、50%以上なら「魚肉ソーセージ」の規格に分類される。

Wikipedia「ソーセージ」より