さめないすーぷ

スープ料理によく使われる食材:ソーセージについて


日本では、ソーセージといえばドイツのソーセージが特に有名である。ドイツ語ではソーセージのことをヴルスト(Wurst)というが、地方ごとに多種多様な形態があり、その地名を冠して呼ぶことが多い。日本で「フランクフルト」と呼ばれる太くて大きなソーセージも、本来はフランクフルト名産のヴルストなので、フランクフルターヴルスト(フランクフルト風ソーセージ)と呼ばれている。他に、細くて長いチューリンガー・ヴルスト、短いニュルンベルガー・ヴルスト、ミュンヘナー・ヴルストやカレーソースがかかったカレーブルストなども有名で、様々な種類がある。ソーセージに似た郷土料理としては、メス豚の胃に赤身肉やジャガイモを詰めてゆでたファルツ風胃袋詰め Pfälzer Saumagen がある。
また、血を腸に詰めたソーセージ(ブラッドソーセージ)としてフランスのブーダン、台湾の豬血糕などがあり、ブーダンはリンゴを添えた料理が一般的である。臓物を腸に詰めたフランスのアンドゥイエットというものもあり、大きさによって従来のソーセージのように一本丸ごと使うかまたはハムのようにスライスする。いずれも独特の臭味があるが慣れると好む人も多い。

Wikipedia「ソーセージ」より