さめないすーぷ

スープ料理によく使われる食材:牛乳について


安全性についての議論


低温殺菌では殺菌時間が長く、普通にはバッチ式の殺菌機械が使われるため、加熱中に空気と触れる事により脂肪の酸化が起き易い。
開封前の牛乳の酸化による風味の低下は、牛乳中の溶存酸素による影響が大きい。また、牛乳と空気の界面で酸化が起きる可能性は否定できないが、生産から商品製造に至るまでの過程に占める加熱工程の時間は非常に短く、それ以外の時間においても真空中にあるわけではないので、加熱方法の違いから「空気に触れて酸化」するという説には根拠が乏しい。


ホモ牛乳は脂肪分が酸化しており、体に悪い。
ホモ牛乳とは、脂肪球を物理的に細かく砕き、均質化(ホモジナイズ)した牛乳のことを言うが、語感から「攪拌によって脂肪球を破砕するので、空気に触れて酸化する」という誤解が広まったものと考えられる。
実際には「密閉容器内で圧力をかけて細管中を通過させることにより、脂肪球が破砕されるものである」(よつ葉マガジン参照)から、酸化の影響は小さい。


人間と牛は違う生き物だから飲むこと自体異常。
前述したように、人の母乳とは成分が異なることは事実であり、牛乳を原料とした育児用粉ミルク は母乳に近い成分となるよう調整されている。
鈴木その子は、自身の著書である『鈴木式ダイエット本』で「牛乳をはじめとする乳製品を頻繁に取っている人間は50代を過ぎてから肌のトラブルに見舞われる」と述べており、また、上記と似た意見で「成長してもなお乳を飲むのは人間と人間が飼っている動物だけである」として「牛乳を飲むこと自体が異常である」とも取れる発言をしていた。

Wikipedia「牛乳」より