さめないすーぷ

スープ料理によく使われる食材:バターについて


また、バターはランプの油の代用ともされた。ルーアン大聖堂の『バターの塔』は16世紀の四旬節に実際にランプの油にバターを使っていた事からこう名付けられたとされる。
日本では江戸時代に徳川吉宗が、明治時代にはエドウィン・ダンが日本でバターを試作している。江戸時代にはごくわずかではあるが生産されており、オランダ語に由来する「ぼうとろ」という名称で呼ばれていた。本格的にバターが日本に広まったのは明治維新の後、明治政府が外国人相手に乳製品を供給する為、酪農の普及を指示してからである。ただ、初期の明治の一般庶民の多くはバターを生理的に受け付けられず、甚だしくは香りを嗅いだだけで吐く者も多かった。[要出典]
19世紀末、戦争の混乱でバターの価格が高騰し、ナポレオン3世の命令で、バターの安価な代用品として作られたのがマーガリンである。


種類
原料乳を乳酸発酵させてから作る発酵バター(醗酵クリームバター)と、そのまま作る無発酵バター(スイートクリームバター)とがあり、それらに食塩を添加した有塩バターと添加しない食塩不使用バターの4種類に分かれる。 食塩不使用バターは、かつて無塩バターと称していたが、無塩で製造しても生乳に由来する塩分が微量含まれることから、厚生労働省の栄養表示基準により食品の正規表示が求められ、「無塩」という言葉が使えなくなった。
日本で市販されているバターは「無発酵、有塩」または「無発酵、食塩不使用」が多く、発酵バターはほとんど流通していない。

Wikipedia「バター」より