さめないすーぷ

香辛料について


●サンショウ
形態
雌雄異株、樹高は3m程、大きなものは5mになる。枝には鋭い棘が2本ずつ付く。突然変異で棘のない株(実生苗)が稀に発生することがある。棘のない実山椒(雌木)として但馬国の朝倉谷(兵庫県養父市八鹿町朝倉地区)原産の「朝倉山椒」が有名だが、日本各地に棘のない山椒の栽培が見られる[1]。葉は互生、奇数羽状複葉。長さ10〜15cmほど。5〜9対の小葉は1〜2cmの楕円形で縁は鋸歯状。裏は表に比べ白っぽい。花は、4月〜5月頃開花し、直径5mmほどで黄緑色。雄花は「花山椒」として食用にされ、雌花は若い果実、または完熟したものを利用する。果実の直径は5mm程度。はじめ緑色であるが9月〜10月ごろに赤く熟し、裂開して中の黒い種子が出てくる。
なお、実山椒の収穫量は和歌山県が国内生産量の約80%を占めている[6]。和歌山県有田川町の特産品として栽培されている「ぶどう山椒」は果実・果穂が大型で葡萄の房のような形でたくさん実るためこのように呼ばれている[7]。

Wikipedia「サンショウ」より