さめないすーぷ

香辛料について


●香辛料貿易
大航海時代:新規航路の開拓と新世界の発見
ヴェネツィア共和国は地中海における香辛料貿易の独占を通じ、高い国力とヨーロッパ列強内での重要な地位を確保するようになった。他の強国は、ヴェネツィアの独占体制を崩すため、海外進出を図り始めた。その中の重要な成果の1つは、ヨーロッパ人探検家によるアメリカ大陸の発見であった[1]。15世紀中頃まで、東洋との貿易はシルクロードを通して行われ、ヴェネツィアジェノバといったイタリアの海洋都市国家ビザンツ帝国が中間商人として活躍していた。しかし、1453年にオスマン帝国コンスタンティノープルを占領したため、ビザンツ帝国の支配は消滅した。オスマン帝国は、当時存在した香辛料貿易の航路を独占したことで、香辛料貿易で優位に立ち、西方へ運ばれる交易品に非常に高い税を課した。拡大する非キリスト教圏に、莫大な利益を生む東方貿易を左右されたくない西洋のヨーロッパ人たちは、直接インドに至る航路の開拓に取りかかった。

Wikipedia「香辛料貿易」より