さめないすーぷ

香辛料について


●香辛料貿易
最初に、アフリカ周航を試みた国はポルトガルであった。15世紀前半以降、ポルトガルエンリケ航海王子の下、北アフリカの探検を始めた。1488年、ポルトガルバルトロメウ・ディアスが初めて喜望峰に到達したことや、インドへの航路開拓による貿易独占の目論みから海洋進出は勢いづいていった[20]。それから9年後の1497年、マヌエル1世に命じられ、4隻の船団を率いて出航したヴァスコ・ダ・ガマは、喜望峰を一周し、アフリカ東海岸、マリンディ、そしてインド洋を横切ってインド南部のケララ州の都市・カリカットに到達した[6]。インドの富を得るため、ヨーロッパ人は調査を行い始めた。ポルトガル帝国はヨーロッパの国で最も早く香辛料貿易によって海洋帝国を築きあげた[6]。
この間に、スペインやポルトガル王家の依頼を受けた探険家達は新世界を発見していた。最も早かったクリストファー・コロンブスは、1492年に西回りインド航路を開拓しようとし、現在のバハマにあたる島に到達した。インドでは無かったが、彼はインドに到達したと信じており、先住民に「インディアン」と名付けた[21]。そのちょうど8年後の1500年、ポルトガルの海洋探検家であるペドロ・アルヴァレス・カブラルは、ヴァスコ・ダ・ガマのインド航路を辿ってインドへ向かおうとしたが、西に流され、現在のブラジルに漂着した。新天地の領有権を宣言した後、カラブルはインドへの旅を再開し、9月にインドへ到達して、1501年までにポルトガルに帰港した[22]。

Wikipedia「香辛料貿易」より