さめないすーぷ

スープ料理によく使われる食材:卵について


生食
生卵を食べる国は、日本・台湾・韓国の一部など日本と日本の影響を強く受けている国がある。日本の統治を受けていた台湾では、月見うどんやすき焼きなどを食べる際に生卵を使うほか、かき氷のトッピングに生の卵黄を載せる例もある。同様に韓国でも生卵に対する抵抗は少ない。欧米でも昔は生食され、また日本の卵酒の様なエッグノッグの材料にも使われたが、衛生上の懸念からサルモネラ菌対策を行っている場合でも近年ではあまり生食を推奨されていない。法律で生卵を食べる事を禁じている国もある。
精力をつける為に生卵を丸呑みする場合もあるが、消化が悪いし効果も無い。生卵白に含まれるアビジンがビオチンの吸収を阻害するため、生卵白を長期間にわたり継続して大量に摂取することにより、ビオチン欠乏症を発症する危険性が指摘されている。卵の生食に関しては、卵かけご飯 - 卵の生食の項目にも詳しい記述があるので参照のこと。


鶏卵とコレステロール
その根拠は1913年、ロシアの病理学者ニコライ・アニチコワらが、草食動物のウサギに卵を与えたところ、大動脈にコレステロールが沈着して動脈硬化を起こした実験からきている。ウサギによる高コレステロール食品の摂取は自然界においては非常に稀であり、無論酵素等も少ない[要出典]といえる。そのためウサギにコレステロールを投与した場合、そのまま血中コレステロールに反映して濃度が急上昇することがわかった。アニチコワらの実験は草食動物に卵を与える実験であって、雑食動物に対する結果ではないが、人間にもウサギと同様の作用を生じるとの誤解が生まれる原因となった。
2010年の論文によると1日に卵を1個摂取している場合、週に1個未満のものと比較して、糖尿病のリスクが2倍以上である。

Wikipedia「鶏卵」より