さめないすーぷ

スープ料理によく使われる食材:タマネギについて


セット栽培
春播き栽培と秋播き栽培の中間的な栽培方法。
・品種は極早生
・主な産地は関東より西の地域で、冬に作付できる地域。
・2月末から3月にビニールハウス内に播種しそのまま結球させ、直径が2cm程度の小タマネギ(種球根)を作る。
・春に収穫した種球根を秋に植え付けて、本州の秋播き早生タマネギよりも早く収穫する。


秋まき栽培
・主な産地は関東より西の地域で、冬に作付できる地域。
・品種は極早生〜入梅前に収穫できる程度の晩生品種。
・9月に播種し、育苗する。
・10月下旬から11月にかけて定植。極早生から早生にかけては、マルチ栽培やトンネル被覆を行うところもある。
春一番や温かい雨により細菌が繁殖しやすくなるため、倒伏前までこまめに消毒を行う。
・倒伏は3月から5月にかけて。50〜80%程度が倒伏したら天気がよく、乾燥した日に収穫する。早生や極早生では倒伏前に収穫して、葉付きで出荷する事もある。
・中生や晩生では、風通しのよい日陰で貯蔵する。数個のタマネギを葉のところで紐で縛り、吊るして貯蔵する事もある。


重要病害虫
・乾腐病 病原菌:Fusarium oxysporum f. sp. cepae
・軟腐病 病原菌:Erwinia carotovora subsp. carotovora
・ボトリティス菌による葉枯れ(白斑葉枯病):Botrytis squamosa、B. cinerea、ほか
・ボトリティス貯蔵腐敗:Botrytis allii、B. byssoidea、ほか
・ネギアザミウマ Thrips tabaci
・タマネギバエ Delia antiqua
・タネバエ Delia platura

Wikipedia「タマネギ」より