さめないすーぷ

スープ料理によく使われる食材:小麦粉について


小麦粉を主成分とする調合原料

作る料理によって、タンパク質の割合が適した小麦粉を選び、ふくらし粉、塩、砂糖、香料、うま味調味料などの成分を調合した商品(調製粉、プレミックス)が多種市販されている。
天ぷら粉
からあげ粉
お好み焼きミックス粉
ホットケーキミックス
蒸しパンミックス粉
スポンジケーキミックス粉
ドーナツミックス粉


主に小麦粉を使って作る食品

強力粉
パン、パン粉、ラーメン
中力粉
うどん、素麺、冷や麦、お好み焼き、たこ焼き、餃子の皮
薄力粉
ホットケーキ、クッキー
浮き粉
明石焼き
全粒粉
パン、クッキー、ビスケット
セモリナ粉
パスタ
パスタに使われる粉は粗挽きである。


その他、小麦粉を使って作る食品としては、饅頭、もんじゃ焼き、トルティーヤ、などがあるほか、餃子の皮やピザクラストにも小麦粉の生地を用いる。
麩は小麦グルテンを原料として作られ、焼麩の種類(車麩や庄内麩など)により異なる種類と等級の小麦粉が合わせ粉として使われる。


歴史
日本では、戦後、食糧不足対策として余剰小麦粉を援助物資として供給されたことや学校給食でパン食が取り入れられたことなどから食習慣が広まった。韓国では1960年代後半、米不足対策として食生活改善運動の一環として粉食を奨励した。


メリケン粉とうどん粉の違い
現在日本では料理用として薄力粉(天ぷら粉など)が普及しているが、強力粉以外をうどん粉と呼ぶ場合が多い(中力粉または薄力粉の意味)。
これに対しメリケン粉は、そもそもは外国産に比べ製粉技術が劣っていた国産小麦粉と区別するための名称であり、小麦粉の性質(強力粉や中力粉)を表すものではない。このため、明治〜昭和30年代頃にかけての古いレシピにメリケン粉とある場合、注意が必要である。

Wikipedia「小麦粉」より