さめないすーぷ

香辛料について


●七味唐辛子
販売方法
かつての七味唐辛子売りは、材料を別々の容器に入れておき、客の目の前で客の好みにあわせて調合した。材料を説明する口上がおもしろく、大道芸の一種ともなり、特に上手い者は興行師に雇われて演じることがあった[4]。21世紀の初めにも、東京の一部の縁日の屋台の七味唐辛子売りで聴くことができる[5]。
現在でも店頭で客が好みの味に調合してもらうことができる販売店がある。原料の種類も七種に限らず、客の求めに応じて減じたり増したりできる。


海外での七味唐辛子
欧米などの日本食ブームの中で、うどんや焼き鳥に伴う定番の調味料として認知が広まっている。日本の大手メーカー製品の入手も比較的容易であるが、国内の物とは内容物が異なる。これは国内向け製品には麻の実が使われていることによる。オランダやカナダなど一般的に大麻に寛容と思われている国でも、実際に麻の実が入った料理や麻の実を含んだ製品が売られているが、これらは場所や対象客を厳格に分別した店に限られており、日本のように麻の実が入った製品が子供でも購入できる一般の商店で食品として販売されることは決して無い。同様に自家消費用や邦人へのお土産用に国内仕様品を持ち込んだ場合、発覚すると没収や拘束起訴など法的処分を受ける可能性もあり注意が必要である。そのためハウスやS&Bでは麻の実を含まない七味唐辛子を輸出専用に製造している。内容物は、唐辛子、陳皮、黒ゴマ、白ゴマ(ハウスでは金ゴマ)、山椒、生姜、青海苔の7種である。ちなみにハウス製は"SHICHIMI TOGARASHI"だがS&B製は"NANAMI TOGARASHI"と表記されている。

Wikipedia「七味唐辛子」より