さめないすーぷ

香辛料について


●ケシ
このほか国際的に紛争が起きている地域で、住民が手っ取り早く現金収入を得るために国際条約を無視して本種を栽培するケースが多く、このケースにおいて、20世紀に非常に有名だったのが、いわゆる黄金の三角地帯(ゴールデントライアングル)としても知られるミャンマー・タイ・ラオスの国境にまたがる地域であるが、2002年以降は同地域での紛争が沈静化し、ようやく同地の支配権を確保できた政府によって他の換金作物への転作が奨励されるようになったため、低調化している。21世紀に入ってから条約無視の不法ケシ最大生産国はアフガニスタンで、2005年時点でじつに全世界生産量の87%が同国産となっており、タリバンなど同国反政府組織の重要な資金源となっている[2]。


形態
草丈は1-2mメートル程度で、葉の形は長楕円〜長卵形で、上の葉ほど小さくなる。
葉に関して他のケシ属とは、
葉柄がなく茎を抱く。他のケシ属は葉柄がある。
切れ込みが浅く縁が波打つ。他のケシ属は深く切れ込み細かく裂けるものが多い。
色がロウで覆われたような緑灰色である。他のケシ属は緑が鮮明なものが多い。
表も裏もほとんど無毛である。葉に限らず、本種はほぼ無毛である。
といった点で区別できるが、これらの特徴は品種によってかなり差がある。

Wikipedia「ケシ」より