さめないすーぷ

スープ料理によく使われる食材:キャベツについて


生産不足問題
冷害(異常低温)、日照不足、台風、大雪などにより野菜が不作で供給不足となり、価格が高騰する場合がある。2004年(平成16年)は、本州などに多数の台風が上陸、キャベツの販売価格(約300円/kg)が例年の2 - 4倍となった。ちなみに、同年のレタスは1,000円/kgを超えた。


生産過剰問題
農業に限らず漁業などにおいてもいえることだが、天候など予測しにくい要素によって生産量が左右されることは、生産者の頭を悩ませる課題である。不作はもちろんのこと、大豊作によっても発送したり梱包材(ダンボール)を購入する代金も出ないほど卸売価格が下落してしまうことがある。
豊作により市場卸売価格に相当な下落が見込まれる場合、農協から農林水産省へ届出を行い、緊急需給調整(市場隔離 一般には生産調整と称される)としてより各農家に出荷を抑えるよう依頼される。これに協力して廃棄する場合には、大規模な生産農家に限り交付金(2008年は、32円/kg。半分が農家による積立金、半分が税金)が支給される。
秋になると、生産過剰となった年には愛知県東三河地方(渥美半島など)や群馬県嬬恋村など)で生産調整によって廃棄されるキャベツの映像が報道される。ダイコンやハクサイにおいても同様の生産調整がなされているが、キャベツに関する報道が軒並み有名である。
一方で、中華人民共和国からの輸入が、2010年(平成22年)現在3 - 6%程度行われている。

Wikipedia「キャベツ」より