さめないすーぷ

スープ料理によく使われる食材:七味唐辛子について


用途や歴史
うどん・そばなどの麺類や、牛丼などの薬味として使われることが多い。
七味唐辛子は別名薬研堀(やげんぼり)とも呼ばれる。この名は、江戸時代に徳右衛門(徳兵衛)が両国薬研堀にて漢方薬を参考にして作られ江戸名物になったことに由来する。
現在、東京・浅草寺門前「やげん堀(中島商店)」、京都・清水寺門前「七味家」、長野・善光寺門前「八幡屋礒五郎」などのオーソドックスなもののほか、新潟・上越かんずりなど七味から発展した調味料も存在する。やげん堀・七味家・八幡屋磯五郎三者は、日本三大七味唐辛子と称されている。
かつての七味唐辛子売りは、材料を別々の容器に入れておき、客の目の前で客の好みにあわせて調合した。材料を説明する口上がおもしろく、大道芸の一種ともなり、特に上手い者は興行師に雇われて演じることがあった。21世紀の初めにも、東京の一部の縁日の屋台の七味唐辛子売りで聴くことができる。
現在でも店頭で客が好みの味に調合してもらうことができる販売店がある。原料の種類も七種に限らず、客の求めに応じて減じたり増したりできる。

Wikipedia「七味唐辛子」より