さめないすーぷ

スープ料理によく使われる食材:バターについて


2007年末から、日本ではバターの原材料である生乳(酪農家が牛から搾る乳)生産量の減少によりバター不足が業界各メーカーで発生している。これは以前の牛乳余剰を原因とする2006年度からの生産調整で乳牛が削減されているのに加え、猛暑で生産が減少したためである。各メーカーでは出荷数量の制限や価格の改定を実施している。
売店においても特売の減少や一人当たりの購入数量の制限、在庫切れによる販売中止など、一般消費者にも影響が生じている。またバターを使用したケーキ類の値上げなどの影響も出た。
これらのバター不足に対して当時農林水産大臣だった若林正俊は、乳業メーカーに対し、バターの増産を要請した。また、農畜産業振興機構は業務用の冷凍バターの輸入を前倒しして実施し、追加輸入を行う等の対策を行った。これらの対策の結果、少し時間はかかったもののバター不足は収まった。


インド270億トン 32.9%、アメリカ61億トン 7.4%、パキスタン57億トン 7.0%、ドイツ44億トン 5.4%。
インドではヒンドゥー教の教義である不殺生戒によって、牛に限らずすべての肉の食用が制限されているため、菜食主義者が多い。彼らは足りない栄養を主に殺生せずに得られる牛乳やバターで補う。


国民生活向上の象徴として「バター」という言葉が用いられることがある。「大砲かバターか」という言葉は軍事(大砲)か国民生活(バター)のどちらを優先するかという意味で用いられる。
また、脂肪分の多い物の象徴ともなっており、例えば、ペカンは脂肪分の多いナッツが採れることから、俗に「バターの木」と呼ばれる。
他にも、アボカドは果肉に脂肪分が約16%も含まれているのが特徴だが、これほど果肉に脂肪が豊富なことは、いわゆる「果物」の範疇に入るものとしては珍しい。
このため、俗に「バターフルーツ」とも「森のバター」とも呼ばれる。 ただし、アボカドの場合は、熟した果実は練るとバター状になるから、俗に「バターフルーツ」とも「森のバター」とも呼ばれるとする説もある。

Wikipedia「バター」より