さめないすーぷ

香辛料について


●サンショウ
栽培
落葉樹林に自生する落葉低木であり、傾斜地など水はけの良い腐葉土の肥えた地勢を好む。根付きは浅いので水枯れによる枯死が発生しやすい。また移植に弱く植え替えによって枯れてしまうことがある。湿潤な地勢では根腐れや害病(白絹病)などを起こしやすい。降雨に季節ごとのムラが少なく水はけの良い、栽培に適した地勢であれば露地栽培は比較的容易であり、日照や寒暖には強い(但し秋の落葉後、翌年春に芽が出ず枯れ死してしまうことがあり栽培農家では収穫量が増えない悩みの種となっている)。自生させれば数メートルに成長し収穫に手間であるため商業栽培では適宜剪定する。アゲハチョウの食害など害虫に注意。雄株と雌株があり、サンショウの実が成るのは雌株のみである。
兵庫県養父市の朝倉山椒組合では朝倉山椒発祥の地として数年前に(枯れ死しにくい)優良苗の生産に成功し、現在は地元の農家に苗の配布を行って収穫量の増加を目指している。

害虫
サンショウの木にはアゲハチョウの幼虫が付くことがある。アゲハチョウの幼虫はかなり大きく、小さな株なら一匹で葉を食べつくし、丸裸にされてしまうこともあるので注意が必要である。

Wikipedia「サンショウ」より