さめないすーぷ

香辛料について


●香辛料貿易
大航海時代に入ると貿易は一変する[4]。香辛料貿易(特にコショウ)は、大航海時代を通してヨーロッパの貿易商たちの主要な活動となった[5]。1498年にヴァスコ・ダ・ガマ喜望峰経由によるヨーロッパ-インド洋航路を発見し、新しい通商航路を開拓すると、ヨーロッパ人が直接インド洋始め東洋に乗り込んでいった[6]。特にポルトガルはいわゆるポルトガル海上帝国を築き、当時の交易体制を主導した。
この大航海時代の貿易(中世の終わりから近世にかけての世界経済[5])は、東洋におけるヨーロッパ優位の時代を作った[6]。国家は貿易の支配を目指して香辛料交易路を巡って戦ったが[1]、それは例えばベンガル湾航路のように、様々な文化の交流、あるいは文化間の貿易取引を橋渡しする役割も持った[4]。だが、ヨーロッパ支配地は発展するのが遅れた。ポルトガルは、自身の影響下にあった古代のルートや港湾、支配の難しい国を用いる交易路に制限や限定を行った。オランダは、(時間はかかるが)インドネシアのスンダ海峡と喜望峰を直接結ぶ遠洋航路を開拓してポルトガルの支配する海域を避け、これら多くの問題を回避した。

Wikipedia「香辛料貿易」より