さめないすーぷ

スープによく使われる食材:ホウレンソウについて


品種
日本では西洋種(葉が厚く丸みを帯びている)と東洋種(葉が薄く切り込みが多い。また、根元が赤い)の2種類が栽培されてきた。しかし、最近は両者の間の一代雑種品種(丸葉系・剣葉系)が開発されて、広く普及するようになった。


栄養
ビタミンAや葉酸が豊富なことで知られる。ルテインというカロテノイドを多く含む。おひたし、胡麻和え、バター炒めなど様々な形で調理される。調理するとかさが3/4程度に減る。
ホウレンソウは緑黄色野菜の中では鉄分が多い方であるが、コマツナよりは少ない。ただし葉酸は鉄分の吸収を促進するため、葉酸が鉄分と共に豊富なホウレンソウを食べれば、他の「鉄分は豊富だが葉酸がホウレンソウより豊富でない緑黄色野菜」を食べた場合よりも実際に摂取出来る鉄分が多くなるので、ホウレンソウを食べる事が効率のよい鉄分摂取に繋がり、ひいては貧血予防に繋がる事は確かである。
ホウレンソウにはシュウ酸が多く含まれており、度を越えて多量に摂取し続けた場合、カルシウムの吸収を阻害したり、シュウ酸が体内でミネラルと結合し腎臓や尿路に結石を引き起こすことがある。シュウ酸摂取量を低減したい場合は、削り節や牛乳などカルシウムを多く含む食品と同時に摂取しシュウ酸が体内に吸収されにくくするか、多量の水で茹でこぼす(茹でるとシュウ酸が茹で汁に溶け出す)など生食を避け調理法を工夫する。

Wikipedia「ホウレンソウ」より