さめないすーぷ

スープ料理によく使われる食材:コショウについて


栽培
通常は接木栽培であり、種から発芽させることは非常に困難である。高さは5〜9メートルに達し、木質になるつる茎は、支柱などに巻きつけ生育させる。さし木3年目から少しずつ花房をつけはじめ果実をつける。果実はひと房に50〜60個で7〜8年で最盛期を迎え、以降15〜20年間収穫できる。1本のつるからの乾物年収量は約2kgである[2]。
連作障害があり土壌により植物寄生性線虫が発生したり[3]病害などにかかりやすく、南米での栽培では壊滅的な打撃が発生したことがある[4]。胡椒栽培は肥料代や労力のわりに価格が安く、放置される農園もある[5]。


近縁種
同じコショウ属に属する東南アジア原産のヒハツ(P. retrofractum)も沖縄などで古くから香辛料として使われる。
日本本土ではフウトウカズラ(風藤蔓、P. kadzura)が神奈川県・千葉県以南各地の海岸近くに自生するが、用途はない。

Wikipedia「コショウ」より