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スープ料理によく使われる食材:ジャガイモについて


生産
国際連合食糧農業機関 (FAO) の統計資料 (FAOSTAT)[31]によると、2005年の全世界におけるジャガイモの生産量は3億2310万トンであり、主食となるイモ類ではもっとも生産量が多い。生産地域は大陸別ではアジアとヨーロッパが4割ずつを占め、インドを除くといずれも中緯度から高緯度北部に分布する。上位5カ国で全生産量の54%を占める。日本の生産量は275万トン(世界シェア0.85%)。


中国 7346万トン(22.7%)
ロシア 3728万トン(11.5%)
インド 2363万トン(7.3%)
ウクライナ 1946万トン(6.0%)
アメリカ合衆国 1909万トン(5.9%)
ドイツ 1162万トン(3.6%)
ポーランド 1037万トン(3.2%)
ベラルーシ 819万トン(2.5%)
オランダ 678万トン(2.1%)
フランス 668万トン(2.1%)


農林水産省の統計資料による平成20年度の都道府県別生産高では、北海道が約213万トンと全国の8割近くを占める。
北海道 213.1万トン(77.7%)
長崎県 11.0万トン(4.0%)
鹿児島県 9.0万トン(3.3%)
茨城県 4.0万トン(1.4%)
千葉県 3.4万トン(1.2%)


利用法
ジャガイモは、生食用、加工用、デンプン原料用の3種類に大別される。ジャガイモの「生食用」とは、家庭や飲食店での調理利用を指しており、通常、加熱して食する。加工用としては、ポテトサラダ、ポテトチップス、フライドポテト、冷凍食品(コロッケなど)がある。澱粉は、いわゆる片栗粉であり、インスタント麺などの原料にもなる。
デンプン源だけでなくビタミンやカリウムも多く含んでいる。特にビタミンCが豊富で、フランスでは「大地のリンゴ(pomme de terre:ポム・ド・テール)」と呼ばれる。ジャガイモのビタミンCはデンプンに保護されるため加熱による崩壊が少ないという。
ジャガイモの皮は、それを使ってガラスや鏡を磨くと曇り止めになる。

Wikipedia「ジャガイモ」より