さめないすーぷ

ケイジャンあるいはクレオールのガンボで使用される色の濃いルーは、濃く色づくまでじっくりと火を通す。このタイプのルーでバターを使用すると焦げてしまうため、ラードあるいは食用油が好ましい。ルーをオクラと併用する場合には、香りが強くなりすぎるため色は浅めにするのがよい。多くのクレオール・ガンボは、ケイジャンのような色の濃いルーは使用せず、赤茶色のルーを使用する。「ルー」という言葉の語源はフランス語で赤色を意味する「rouge(ルージュ)」から来ている。「聖なる三位一体」を構成するセロリ、ピーマン、タマネギはスープストックを加える前の熱いルーの中に加えて調理されることが多い。
伝統的に、夏にはオクラ、冬にはフィレを使う習慣があり、これがガンボのタイプによっての特定の季節を連想させる要因となっているが、これは厳密なルールではなく、どちらかと言えば一般的な慣例である。例えば、魚介類のみを使用したガンボは通常フィレでとろみを付けることはなく、一方肉のみを使用したガンボはオクラを使用しない。これは、伝統的に漁を暖かい季節に行い、狩猟を寒い季節に行っていた習慣から来るものである。

以下は、ガンボに使用される材料の組み合わせとして一般的な例である。
シーフード・ガンボ - カニ、ザリガニ、魚および/またはカキ。タッソ、アンドゥイユも入れることが多い。
フィレ・ガンボ - 魚介類またはチキンとソーセージ
ガンボ・ヤヤ - 固ゆで卵またはポーチドエッグ入りのガンボ
チキンとソーセージのガンボ
ザリガニのガンボ
牛肉のガンボ - カロライナ地方のガンボで、ルイジアナでは一般的でない。
七面鳥とソーセージのガンボ - 感謝祭のあとで食されることが多い。
ヒルとカキ(またはエビ)のガンボ
リスのガンボ
ウサギのガンボ
緑色のガンボ(魚介類も肉も使用しないガンボ・ザーブ)
伝統的には使用されるソーセージはアンドゥイユだが、豚肉のスモーク・ソーセージで代用することもできる。ソーセージは煮込むことによりその風味が抜けてしまうため、調理後に新しいものと替えるのがよい。
Wikipedia「ガンボ」より