さめないすーぷ

ブイヤベース(bouillabaisse)は、フランスの地中海側の地方の代表的な海鮮スープ料理。 世界三大スープの一つとしてあげられることもある。
もともとはマルセイユの漁師が売れない魚を大鍋で煮たものであったが、後に色々な魚が使われるようになった。 本格的なものでは、脂ののった白身の魚を数種類、ムール貝にハマグリ、オマール海老などにハーブ類(フェンネルローズマリー、ディル、それから特にサフラン)をたっぷり加えて煮込む。仕上がると海鮮風味の黄色い濃厚なスープができあがる。トマト風味を加えることもあるが王道はサフランである。サフランには薬用クロッカスの別名もあり、風邪などにも効果があることから、薬膳鍋といった趣もある。 アイオリソース(オリーブオイルのマヨネーズにニンニクを入れたもの)が添えられることが多い。

ブイヤベースの本場マルセイユには「ブイヤベース憲章」があり、作り方を細かく規定している。
地中海の岩礁に住む魚類(根魚)の小魚(クエ、マハタメバル、キジハタ、カサゴアイナメ、オコゼ、クロソイ、ムラソイなど)を5種類以上入れる(小魚は独特の臭みがあり、その風味を楽しむ)
アンコウも入れる(ただし日本では夏場のアンコウは禁漁となっている)
鯛、平目、オマール海老、ムール貝類、蛸、烏賊、蟹は入れない。伊勢海老は入れてもよい。
スープは小魚でとる(この小魚の種類も決められている)
強火で10〜15分で仕上げる(長時間煮て魚のえぐみが出るのを避けるため)
フェンネルは必ず入れる

カッチュッコ(伊:Cacciucco)とは、イタリアトスカーナ州リヴォルノの、魚介類をトマトソースで煮込みパンを添えた、ブイヤベースに似た料理である。料理名に「c」が五つ入ることから、5種類以上の魚介類を入れるものとされる。
Wikipedia「ブイヤベース」より